立食パーティーにて

なんか梅雨も明けてすかっり夏やねぇー、俺は夏はあんまりすきではないねん。暑いの苦手やからなぁー俺の周りではこの暑さに負けて、体調を崩している人がいっぱいおる。冷房と日光の間で、ヘナヘナナー体が夏になってないねんやろなぁー。俺も一ヶ月ぐらいになんのかなぁー咳が止まりませんもん。
 俺はタバコやめて、かれこれ一ヶ月になんのかなぁ。咳が出始めてからやめてるからそうなるんかー。禁煙で何か得したことはといえば、ほぼ何もないわ!ほんまこないだ吸ってしまおっかなーって思った。
 内定している会社で、立食パーティーがあってん。そこには、普通に働いていたら会話もろくにさせてもらえないような方たちが、うじゃうじゃいらっしゃって…居場所がなかった。そして酒も入って喫煙者たちは、タバコを吸っている。その光景を見た俺は体が無意識化で動き出し、喫煙している人に近寄り、その浮雲のような副流煙を肺に取り込みだした。「あかん!!!吸いたい!!!」心の中で叫んだ瞬間…目に入ったのはケーキ、フルーツをむさぼる女性陣。俺は甘党。ケーキ。フルーツ。俺の胃袋の二分の一が、デザートでうまる。そしてなんとか、その糖分が俺の脳細胞を刺激し、禁煙という答えを導き出す。
 危なかった…ホット一息。そして内定している女の子が、一人でいたので喋りかける。会話が盛り上がってきた時、他の内定者の男がいきなり俺と彼女の間に強引な会話で入り込んでくる。俺と彼女は一瞬沈黙。「あほう!もうちょっと話落ち着いてから入って来い!!」ほんまに空気の読めない奴の典型の顔、またその声のトーン。その後、次々に男たちが群がりだす。確かにその女の子、結構かわいかった。「しかし分かりやすすぎやぞ!男ども!」俺はその一員に入っていることが、嫌だったので「ごめんな、またしゃべろうや」という苦笑いを彼女に俺はすると、すぐさまその場を立ち去った。
 そして、またタバコが吸いたくなる。どうも少しイラっとしたからやろう。五分後…パーティー終了。なんとかタバコは吸わずにすんだ。
 ほんまにやばかったわーあのパーティー!笑ろてまうわ!しかし俺は、いつまで禁煙するのやろう。きっと禁煙してるっていう意識が無くなった時、本当の意味での禁煙になるんやろう。がんばろーっと!いやいやがんばるとかちゃうて、ナチュラルに、フォトジェニックに。