やっぱ涙もろい

映画やら、音楽を鑑賞して
泣いてしまうのは、もう日常化してしまった
でも、現実の出来事で泣けることは
自分が生まれた時を含めても
指で数えるくらいしかないんちゃうかな
ちっちゃい時にも、そんな記憶無いし
ほんまに泣かんかった


実は、ここ最近
たまに祖父の介護をしてる
介護といっても、昼ごはんを作って
寝たきりのじいちゃんに食べさせてあげ
何十回も同じ話を永遠聞く


きっかけは親父から聞いた言葉で
今じいちゃんが住んでる家をちょっとリフォームしたら
俺が一人で住めるようになるということ




それから、部屋でなんか号泣してしまった




ほんまに俺は、なんなやろうと思った
仕事をしていた時、いや大学も、高校もかな
住んでいる所なんて、さほど距離も無いのに
年に1・2回しか会わず、ちゃんとした会話もしない俺に
じいちゃんは、そんなことを考えてくれている
いつも考えてくれている



ほんまに俺は阿呆でどうしょうもない
クソや
そんなことを
近くのスーパーの仮面ライダーブラックのヒーローショー
その帰りにいつも買ってくれ、食べたソフトクリームの味
口の回りを拭いてくれる、じじい臭いハンカチの匂い
ザリガニに挟まれた、小さな指にぬってくれた赤チン
こんだけじゃない
めちゃめちゃあるやん
ほんま阿呆や




全てが愛に満ち溢れてて
何で俺はそんなことを気付かんかったんやろうと悔いたし
自分の卑怯さに腹立たしかった




自分から
じいちゃんのことを少しでもしたいと思った
金に汚いし、口うるさいし、煙たかったし
でも
気づけて良かった




俺、じーちゃんのこと好きやわ