恋する乙女

 今日めちゃめちゃ蒸し暑い!たぶんこう感じるのは、昼間に外に出ているからやろーな。最近は昼間外に出てないかったからなぁー。
 朝、医者に行ってきた。ここ一週間せきが止まらないからだ。実はかなりビビッていた。なぜなら、他の重大な病気が見つかるのではないかという恐怖があった。しかし案外診察は早く終わり、薬もらって終わり。よかったー!あと一年生き延びた!!!
 昨日の夜、今日って言ったほうがいいんかなぁー仲のいい友達と三時間ぐらい電話でしゃべった。どうも彼女は、恋をしているらしい。その話を聞いた俺は、なんかすごく恥ずかしくなった。なんかむちゃくちゃかわいらしいというか、純粋やねん。
「好きな彼のことを思うと、眠れへんわ…」
「マジで!すごいなぁー!」
 彼女の話を聞いてたら、俺はどうしょうもなく人を好きになったことがないような気さえする。彼のことになると彼女は、少しにやけた顔をしながら話をしている。それは、声の質が変わるから顔を見なくてもわかる。すると次の瞬間、一気に不安な声になり
「もしあかんかったらどうしょう…彼はほんま今の私にとって全てやわ…」
「大丈夫やって!頑張れ!」
 今彼女は、幸せなんではないのかなぁーほんまに好きな人を見つけてんから。俺は気になる人もいいひんわ。
「誰か女の子紹介してーやー合コンしょうやーほんま出会いないわー」
「あんなー私おもうんやけど、出会いないとか言い訳やでー。自分で幸せ取りにいかなー」
 俺の印象にある彼女は、以前より少し強くなったような気がした。恋は人を強くさせるんかなぁーとか思いつつ。んなことはない、という自分もいる。まどっちゃでもいいわ。
 彼女は今、必死で彼にアピールしている。恋する乙女。うまくいって欲しいなー!!!



君の事を想っています 誰より 熱く 強く
高鳴る鼓動抑えきれず 届け 
“アイ・ラヴ・エレキ”


〜みやもん『アイ・ラヴ・エレキ』より