髪きりプレイ

 今日は気分変えようと美容院に予約を入れていたので、髪きりに行って来た。いつもとは違うところやったから、ちょっと入りづらかったけど、まぁ持ち前の関西のノリで行ったねん。
 俺は髪の毛の長さを伸ばしたかったから、あまり切らず、長さはそのままで重いところを軽くしてって言った。「わかりました!」
 シャンプー。若い女性が、俺の頭を洗う。別に美容院では普通の光景やねんけど、考え方を変えれば結構いいもんや。見ず知らずの女性に、「今日はなんか予定あるんですか?」とか聞かれながら、細い指が俺の頭皮を刺激する。密着する体と体。「かゆいところないですか?」「散髪って…素敵やん。」心の中で思った。
 散髪が始まり、俺は店員の人と話が盛り上がる。話に集中していたためか、あまり髪の毛のことを気にしていなかった。ふとわれに返り、鏡を見ると…「むっちゃ切られてるやん!!!」どうしよー言おうかなぁーでも言ったところで、切った髪は戻るわけもなく。「でも、長さ切らんといてって言ったやんなぁ…どーしよう…」ここで店員の人に文句言うのも、なんか違うしなぁ…結局俺は何もいわず店を出た。
 気分は最悪…俺は髪の毛をありえないくらい長くしようと、計画を立てていた。それもなんかめんどくさくなってきた。坊主にしよかなぁ…ありえん色にしたろかなぁ…てかどうでもええわ!なんか最近いいことないなぁー気分も変わらんやーチェッ。