寂しさVS寒さ

今日で、大学生活、全日程が終了
なんかすごく
それはあっけらかんと終わって
寂しさが、気温の寒さを勝つことはなかったよ
とりあえず
卒業できることを祈り
就寝



4.「ドキッ」
 1回生の時に継続的にバンドがんばってたけど、それと同時進行して俺は、ある女の子ずっと好きやったなぁ。1年の初めくらいから2年の終わりぐらいまで、ずって想ってたんとちゃうかなぁ。なんやろうか、その子はめちゃめちゃ肌白くて、シンデレラみたいな感じやった。過去のことやから、めっちゃ美化してんのかな。でも間違いなくあれは、あの胸のモヤモヤは・・・
 俺の学部は1・2回生で英語の時間、20人くらいのクラスが作られて、決まったメンバーで授業を受ける。当然毎週何回か必ず同じメンバーが顔を合わす。しかもその授業は、英語でコミュニーケションするものやから、おのずと会話を持たなくてはいけない。初授業、あまりその子の印象は無かった。何回か授業して、初めて喋った時の印象は、「かわいらしなぁー」って感じやった。そんな、その子のことを好きになるなんておもってもみなかったよ。でも、確実にその子のことを、気になりだした出来事があったんや。なかなか恋の始まりって、はっきりと分からんもんやけど、これやって言えるよ。
 それはちょっと暖かいコンピュータ室での出来事。ひたすら英語のクラスの課題であるタイピングを打ってた時。俺はタイピングが苦手やったから、なかなかその課題が進まんかった。自分でやるのが面倒くさくなった俺は、友達のペロモンにその課題をなかば強引にやってもらっていた。そしてそのペロモンの右隣で、ゆったりしていた。ちょっと時間がたって、俺の右隣に誰かが座った・・・
「何してんの?」
「なんかパソコン打つの面倒くさいから、友達にやってもらってんねん」
「えぇーせこいわぁー」
「いいやろー」
するとその子は、笑顔で俺にこう言った。
「人にやらせるなんて、最低!」
その瞬間、なんやろーか・・・・
う・・・ん、確かに胸のドキッって音が聞こえた気がしたよ。なんでこの言葉で、胸ときめいたのかわからん。ただ彼女の俺を罵倒するパンチが、確かに心のミットを叩いて、音を鳴らしたんや。ちょっと大げさかもしれん、でも確実にその日以来気になりだしたんよ。それは憶えてる。
 英語の時間は大変や。たいがい右前にその子は座ってはってんけど、なんか気になって気になって・・・しょうがなかった。ほんまチラチラ、チラチラ見てたなーまさにストーカー行為スレスレで(笑)ほんでどうにかしたかった、この想い。どうしよう、どうしよう・・・(続く)